「童貞ちゃんが相手なんだからさ、こういう場合はやっぱり、経験値が高い娘がいいんじゃないかな」
 泉美がそういうと、全員が振り返って彼女を見つめた。メンバーの中でも、男子生徒との経験が多いことで知られていた。
 バレー部の女子生徒たちは大柄なので、男子生徒も引け目を感じてしまうのだろう。けっこうきれいな娘でも、恋愛・セックスを知らなかったりする。しかし泉美は、目をつけた相手には自分から積極的に声をかけ、誘惑し、その抜群の肉体の虜としてきたのだ。
 アイドル顔、長身、巨乳。
 同性の尚子から見ても、魅力溢れるルックスだと思えてしまう。
「泉美に決まったかな。それじゃあわたしたちは手伝ってあげる」
 そういうと、香菜が軽々と尚子を抱き上げて愛撫し、幾子が肉根をくわえて濡らした。沙紀は泉美の性器を舌で解きほぐした。

「キャプテン……こっちに来て」
 泉美が大きく脚を開いて待っていた。後ろ手で上半身を支えた格好で座り、甘ったるい笑顔で誘惑する。しかしやはり、ずいぶんと大きい。四メートル近い巨人なのだ。太く長い両腿は、尚子の上半身を完全に挟んでしまうほどもある。獲物を捕らえたらまず放さないだろう。
 圧倒的な肉体の前に立ちつくし、尚子は虜にされたように見つめるばかりだった。
「沙紀に十分してもらったから、ここはすっかりOK」といって、人差し指と中指で性器を拡げて見せた。とろりとした赤い身が顔をのぞかせる。
 身体が自然に動き、泉美に引き寄せられていた。
 丸太のような太腿の間で身を屈め、おずおずと、右手を添えた肉根の先端で目的の場所を探った。ぐにゃりとした肉壁をその奥へと辿る。
「うん。そのまま……キャプテン」
 挿入すると周囲の肉襞の圧力が高まり、まるで握りしめてくるようだった。
「動かして? そう、もっと思いっ切り。大丈夫だから……」
 いわれるまでもなく腰が動いていた。

 どうしようもなく気持がいい。
 いつしか、大きな布団のような泉美の身体にしがみついていた。
「かわいい……」とつぶやいて、泉美が手を伸ばし尚子の背中を抱いた。
「うあっ……あっ……」と尚子は小刻みに呻き、仔犬のようにせわしなく、下半身を振り動かした。両腕を回しても届かない胴体に思いっきり抱きつき、顔をその腹部に埋め、そして何度も、何度も、肉根を泉美の女陰の奥へと突き立てた。
 絶頂が近づきつつあった。腰の中のムズムズした欲望が高まり、もはや誰にも止められない状態だ。

「キャプテン……気持いいっ。もっと、もっと突いて、思いっきり……」
 泉美が太い腿を合わせて尚子の腰を挟み、身をよじりながら喘いだ。両の腕が背中をギュッと抱きしめた。身体が大きいので、凄い力だ。愛らしい顔からは想像も出来ないほどに。
「くふぅっ! ああ、わたしもう……。キャプテン、一緒に。射精して……」
「くうっ……ああっ……!!」と、尚子もたまらず叫んでいた。
 ギュウウッと膣口が締まり、肉根を力いっぱい絞り上げた。強烈な快感が尚子の腰から脳天へと突き抜ける。その瞬間、ドクドクドクッと濃い液体が迸った。
 あとからあとから溢れ出てくる。ドクン、ドクンと、膣の奥へと精液を注ぎ込んだ。
「うあっ……うあっ……」
 断続的に声が漏れた。
 落ち着くと身体から力が抜け、膣口から精液が漏れだした。受精能力がなく、透明な色をしていた。

「何かさ、坊やが大好きなママとセックスしてるみたいに見えた。感動……」
「キャプテンってショートカットで美少年みたいだし」
「泉美は大きいしね!」
「禁断の母子相姦で筆下ろし……」
 四つん這いになって二人を取り囲み、チームメイトたちが口々に感想を述べた。どの顔もみな興奮で赤らみ、目の輝きが増していた。
「それで……次は?」
「誰?」

 二番手は沙紀だった。気が強く、引き締まった身体をした少女だ。
 両肘で上半身を支える格好で、仰向けになった尚子に覆い被さってきた。爛々と目を輝かせて尚子を見下ろす。
「わたし……もうどうしようもなく興奮してきちゃった。キャプテンを襲いまくっちゃうから」
 そういうと尚子の頭を抱きかかえ、熱い唇を強烈に押しつけてきた。息が止まりそうなほどのキス。そして長い脚を絡ませて尚子の身体を捕らえ、グイグイと激しく腰をなすり付けるのだった。

「肉食系だ……」
「キャプテン食べられちゃいそう!」
 ジリジリと順番を待ちながら、香奈と幾子がはやし立てた。